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[SS-RO] 鳥とアサとプリ(♂×♂) おまけ

ばーどくんがんばれ話を、ゆーじんたちに読んでもらったときのことです。

友その1「これってアサプリ?」
たろ「んや、アサプリでもプリアサでもどっちでもいっかなーって。……だって、ほんとはばーどくんがアサにくっついていく話になるはずだったんだよねぇ。中心がぼやけるからやめたけど」
友その2「いや……あのバードはアサについていかんだろう」
たろ「……(*´ー`) フッ ぼくの色眼鏡フィルターを甘く見るなよ? 火のないところに煙もうもうだぜ!w」

設定厨のぼくとしては、出ていないあれやこれやの裏話があるのだ!(威張るなと)

とゆーことで。
本来なかったはずの「ifバージョン」をさら~り場面だけ書いて見たいと思います。
説明調なのはご勘弁で


■光の森 if




(前提条件で、プリに依頼されたときに、お礼として古ぼけたロザリオを手渡されます。びっくりするほど冷たくて、袖口からのぞく透き通りそうなほど白い肌から目が離せないオプション付き)



「あ…えと…えぇ?」

受け取ってはみたももの、スロット付だと気がついて愕然。

「受け取れませんよ! こんな高価なもの!?」

到底使えるようなレベルでもないし…と続けようとして、やさしい笑みに言葉を封じられる。

「君に、受け取ってほしいんです」

私には――もう、必要のないものだから。



(前提条件1終了)





(前提条件ぱーと2…NONAIで挿入してみてください)


ちゃんと、プリーストさんの願いどおりに、僕は歌えているんだろうか……?
少しばかりの不安とともに、なんとか歌い終わって、はーと息をついていると。

「……誰から聞いた?」

ぼそり、と。
声がかけられた。

「え!? あっと、その………」

うわぁぁん、だから、その迫力眼力やめましょうよぉぉぉ!!!・゚・(ノД`)・゚・。

心の底を射抜く鋭い視線に晒されて。
びくりと体がすくんだ拍子に、ポケットの中で金属のこすれる音がこぼれ落ちた。
ちゃり…と少し甲高く響くそれは、プリーストさんからもらった、ロザリオのチェーンの音。

古代のロザリオなんて高級品、到底装備できるレベルではなかったけれど。
だからといって、風の流れのない倉庫にしまっているのは。なんだかためらわれてしまって。
いつでもあのプリさんの声を思い出せるようにと、大切に持ち歩いてたのだ。
少しとびでたそれを、思わずお守りがわりにぎゅっと握り締めると、なんだか少しだけ恐怖心が薄らいできたような気がする。

すぐに手のひらのなかに入れたのだから、見えたはずはないと思う。
目の前の硬い表情のアサシンさんは、不自然な動きの僕を手元を見て、ぴくり…と片眉をはねあげて。
けれど、何も、声にすることはなく。
つ……と僕の手元から目を逸らして、説明しろと無言の圧力をかけてくれた。

――だから怖いんですってばぁぁーっ><

もちろん、僕は。
リズムが取れなくって壮絶美形のプリーストさんにご指導いただいたことまで、洗いざらい白状させていただきましたとも!
……ううう、情けなくてすみません……。

(ぱーと2終了)






(おまけのラスト。フィルターがかかると、こんな風に変質してしまうんです)



しん……と静まる森の沈んだ空気のなかで、アサシンさんは無言のまま僕を見つめている。
何があったのか、なんて、知る由もない。
アサシンさんの、残された片方の目には、既に涙の後などみえなかったけれど。
その渇いた瞳は、僕を通して風の中のあのひとに思いを馳せているのだと、痛いほどに伝わってきて。

どうしようかと惑う心が、ぴたりと定まり。
着衣のポケットに手をいてれ、指先にゆれたものをぎゅっと握り締めて。
ひんやりとつたわってくる温度に最後の決意を固め、ぎこちない手つきで片手を差し出した。

「あ、あのっ…っ…これ返します!!」
「すまないが……それを譲ってはもらえないだろうか」

同時に落とされた言葉に、思わず互いに顔を見合わせる。
彼の、ただ恐ろしいだけだと思っていたその顔に、困惑の表情か微かに浮かんで見えて。
急くあまりに、思わず変な言葉を口走ってしまったと気がついて、慌てて僕は口を開いた。

「あああ、あの。返しますってなんか変ですけど、あのでも、これは……僕が持っていていいものじゃない気がするので」

必死で言葉を探すぼくを、透き通るような、まっすぐな瞳が見つめ返してきて。
ありがとう……と、囁くような声が耳に届いた。


……いいんだろうか?
なにかが、僕の中で激しく叫んでいた。



必要のないものだし、僕の手にあるべきものではないということもわかっている。
けれど――本当にこのまま渡してしまっていいのだろうか?
ロザリオを手にしたアサシンさんは、あのときの、僕に歌って聞かせてくれた、あの夢のようなプリーストさんとそっくり同じで。
まるで、森の空気に溶けて消えてしまいそうな……。


  『何処にでも無いから 何処にでも居る』


プリーストさんが僕に託した、本当の願いって………。


  急ぐことは無い 次の始まりはほんの瞬き





「――あのっ!! やっぱり、それ。渡しますけど、あげられません!」
「………どういう意味だ?」
「ど、どうせ今の僕には使えないものなんで、今は貴方にお貸します」


でも……と、僕は必死で言葉をつなげる。
この願いが、彼の左の胸に届きますように。


「だから、身につけられるようになるまで、預かってください」


絶対絶対、返してくださいね、と蚊が鳴くように続けると。
アサシンさんが、怪訝そうにぴくりと眉を寄せた。

「……お前とは二度と会うこともないだろう。約束などできん」
「だったら、僕が貴方についていきます」
「……なんだと?」

凍るような声音で呟いたアサシンさんの前で。
僕は青ざめた顔で立ち尽くして。

――でも、きっと顔を上げて、真正面から彼の瞳を見返した。

勝手な想像かもしれない。
僕の存在は、相手にとってはお節介で厄介者なだけだろう。


けど、思ってしまったんだ。
声無き声で涙を流したこの人を。
悔いの念に囚われているこのひとを。
……『いつか』の『その日』を、早めさせるようなことはしたくないって。


勝手についていきますから……と。
震える声でもう一度くりかえすと、アサシンさんは僕の視線を避けるように顔をそらし。
痛いぐらいの沈黙がすぎたあとで、ぽつり…と掠れた声が落ちた。

「………ほんとうに、最後まで余計なことを……」

懐かしむような。
愛しむような。
悲しむような……そんな、心の底をざらりと撫でるような。

軽く目を伏せたアサシンさんが、ゆるりと瞼をあけて。
ぎろりと僕を睨みつけるように一瞥し、つい……と、森の出口へ向けて踵を返した。


「………好きにしろ」
「はい!」






木々をわたり、梢をゆらし。
森の外へとへいざなう風が――そっと二人の背を押した。





  いつか出会った光の森に辿り着くまで
  左の胸に届くは やさしいやさしい君の声







end
















ちょっとしたきっかけで未来が変わるもの~。
書こうと思ってたことを全部ぶちこむとこうなりますが、これだと傷心のアサGET物語になってしまうので(笑)

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